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水谷果穂
NHK連続ドラマ小説「なつぞら」出演記念インタビュー


NHK連続ドラマ小説「なつぞら」に出演が決まった水谷果穂さん。今回はドラマの時代設定に合わせ、昭和レトロな街並みが裏路地に残る月島、そして桜が満開な隅田川のほとりでの撮影、インタビューを行った。当日は天候にも恵まれ、彼女の魅力である「ほんわか」「ゆったり」した空気感の中「なつぞら」への思いを語ってもらった。

──まずはNHK連続テレビ小説「なつぞら」の出演おめでとうございます。
「なつぞら」出演が決まって、最初に誰に報告しましたか?


ありがとうございます。まずは家族に報告しました。


──2016年「とと姉ちゃん:茜役」以来2度目の朝ドラ出演ですが、その時との心境の違いがあれば教えてください。

「とと姉ちゃん」に出演が決まったときは、既に番組の放送が始まっていて、突然お話をいただいたので驚きのほうが大きかったです。今回の「なつぞら」はオーディションを通して「三橋佐知子」役のお話をいただきました。今回、特にオーディションに賭けていた気持ちが大きかったので、本当に嬉しかったです。


──オーディションで「そのままの水谷さんで。」と言われたとの事ですが、水谷さんご自身と「三橋佐知子」との共通点とかはお感じになられますか?

そうですね。共通点は基本的に「ゆったり」している感じとか。(笑)


──確かに。(笑)水谷さんって3姉妹の長女ですよね?

はい長女です。


──ゆったりしている感じが、末っ子ぽいって言われませんか?

あんまり長女って言われないですけど・・・意外と長女らしくしっかりしていますよ。


──その感じが、「そのままの水谷さんで。」ってことなのですね。

そうですね。東京編はチャキチャキした方とか、個性が強い役者さんが多いので「水谷さんのそのままで演じたほうが良いのでは。」とのアドバイスをいただきました。


──広瀬すずさん演じる「なつ」との共通点として、戦争で両親を亡くしたということがあると思いますが、役柄上で「なつ」と心を通わせた点などあれば教えてください。

直接的に両親の境遇とかを話すシーンはないですが、それよりも「なつ」のお兄ちゃんのことがすごく好きで、その妹である「なつ」に対しても戦争でお互い親を亡くした同志だと思っているので、「なつ」を助けてあげたいという感情が生まれました。



──広瀬すずさんも同じ「静岡」出身ですが、共通の話題などありましたか?

同じ静岡県ですけど、お互いあまり行ったことがない地域だったので、場所もあまりわからなくて、方言も違って同じ県でも違うんだねーなどの話はしました。


──老舗喫茶店のウェイトレス役ということですが、水谷さん自身は接客のアルバイトなどの経験はありますか?なければやってみたかったアルバイトなどあれば教えてください。

アルバイト経験はないです。でもずっとあこがれていたのはアイスクリーム屋さんです。アイスをすくうおもちゃ(*1)も持っていましたし、家でも大きいアイスを買ってもらって、みんなの分をすくったりとか、公園の砂場の土もすくってました・・・(笑)
アイス屋さん行くたびに羨ましいな~、いつかやりたいなと思っていました。
*1 アイスクリームディッシャー


──撮影中で思い出深い出来事はありましたか?

初めてスタジオの現場に行ったときに、みなさんが当時(昭和中期)の衣装と髪型で並んでいて、今まで教科書とかでしか見たことなかったですし、時代物の作品も出演したことがなかったので、とても印象的でした。



──ここは絶対に見てほしいシーンはありますか?

基本はウェイトレスとして川村屋で働いているシーンが多いですけど、「なつ」とルームメイトになって接しているうちに「佐知子」らしさが見ている方にも伝わると思うので、そこのシーンはぜひ見ていただきたいです。


──今作は、「漫画映画(アニメーション)」がテーマですが、好きなアニメはありますか?

アニメはいろいろ見ていますね。オーディションでも好きなアニメを聞かれて、その時は「クレヨンしんちゃん」の昭和を題材にした映画と答えました(*2)
めちゃ泣けるんですよ。今まではどちらかというと「ドラえもん」派だったんですけど、その映画を見て、もうボロ泣きして「クレヨンしんちゃん」派になりました。
*2 「クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」


──「なつぞら」は連続テレビ小説100作目とのことですが、水谷さん本人が100回以上続けていることはありますか?

トレーニングの回数を設定するのが、だいたい100にしています。


──趣味の紙集めは100枚超えていますよね?

紙はどんどん増えていくいっぽうですね。好きすぎて休みの日に京都まで行って「紙博」(*3)にも行ってきました。
*3 紙博2018in京都


──作中で、「なつ」とルームメイトとなりますが、水谷さん自身はルームメイト(ルームシェア)についてどう思いますか?誰かとルームシェアしたいと考えたことありますか?

人と生活するのはしてみたいですね。相手が「いいよ」って言ってくれたら(笑)
でも細かいことを気にする友達だと、たぶん「一緒に暮らせない」って言われちゃうと思います。



──昭和中期のお話ですが、平成生まれの水谷さんは昭和にどんなイメージを持っていましたか?

私、リアクションが昭和ぽいと言われることが多くて、小さいときは何が昭和ぽいのかわからなかったですけど、ずっと言われ続けていました。そうしたらこの間、妹も昭和ぽいって言われていて水谷家みんなが昭和ぽいのかも知れません(笑)


──おばあさまの影響で「食品サンプル」が好きとのことですが、他におばあさまから教えてもらったこと、今の水谷さんに影響を与えていることなどありますか?

おばあちゃん子だったので、すごく影響は受けていると思っています。手芸が好きだったりとかもそうですし、小さい頃ぬいぐるみを作ってくれて、それを大事にすることで、すごく愛着が湧いたりとかもありました。



──水谷さんご自身の中での平成ビックニュースTOP3を教えてください。

3位:芸能界に入ったこと
2位:10代はあっという間だったこと(笑)
1位:人は歳を取るなということ(笑)


──新元号「令和」が発表されましたが、聞いたときなにか思い浮かんだことはありますか?

「平成」が発表されたとき、なんかしっくりこないってみんなに聞いていたので、どんな元号になるのだろう?と思っていました。今回「令和」が発表されて最初から、ちゃんとしっくりくるなって思って、ちょっと拍子抜けな感じもありました(笑)



──最後にファンクラブ会員の方に「なつぞら」への意気込み、またメッセージをお願いします。

今回「なつぞら」の出演が発表になる前から、「朝ドラ出てね。」というコメントも頂いていて、実際に決まって発表すると皆さんにすごく喜んでいただいて。そういう思いを受け取ることで、また頑張ろうと思えることが私にとってとても大きいな力になっています。いつも応援してくれる気持ちにとても感謝しています。これからも、もっと応援してもらえるように、そしていい報告をたくさん出来るように頑張ります。

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